職場で違和感があっても、「相談するほどではないかも」と迷うことがあります。
この記事では、主なハラスメントの種類と相談を考えてよいサインをまとめています。
この記事で確認できること
- 職場で起こりやすいハラスメントの種類
- 今、相談を考えてよいサイン
- 社内と外部の相談先の選び方
ハラスメントかどうかを決める前でも相談してよい

「自分が気にしすぎかも」と迷うのは自然なこと
違和感があっても、自分に原因があるように感じてしまうかもしれません。
相談の前に、一人でハラスメントかどうかを決める必要はありません。
相談は、状況を整理する入口にもなる
私の職場でもハラスメント研修が実施されており、毎年、私も研修を受けています。
その中で重要なのは、専門家でない私たち上司や同僚は、早い段階で専門家へつなぐことが役割だと知りました。
また、相談は、状況と対応を確認する入口にもなります。
今は専門家への相談は普通のことです。一人で悩む必要はありません。
危険や強い不調がある時は、安全を優先する
暴力や脅し、眠れないなどの不調がある時は、社内だけで抱えず、安全を優先してください。
医療機関や公的窓口も選択肢です。
職場で知っておきたいハラスメントの代表的な4つ

種類は目安です。迷っても、困っている言動は相談してかまいません。
パワーハラスメント|暴言・無視・不合理な要求など
厚生労働省は代表例を、身体的・精神的な攻撃、切り離し、過大・過小な要求、個の侵害の6類型に整理しています。
6類型の例
- 身体的な攻撃(暴行・傷害)
- 精神的な攻撃(脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言)
- 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
- 過大な要求
- 過小な要求
- 個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)
暴言、無視、無理な仕事の強制、仕事を与えないこと、私生活への過度な干渉などが例です。6類型は網羅的ではありません。厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」
6類型にぴったり当てはまらなくても、困っている言動を相談してかまいません。
セクシュアルハラスメント|望まない性的な言動
望まない性的な言動で、働きにくさや不利益が生じることがあります。同性間の言動も問題になり得ます。厚生労働省「職場におけるセクシュアルハラスメントについて」
妊娠・出産・育児・介護に関するハラスメント|制度利用や状態への嫌がらせ
妊娠・出産や、育児・介護制度の利用を理由に、嫌な言動を受けることがあります。
カスタマーハラスメント|顧客等からの著しい迷惑行為
顧客や取引先からの暴言や過剰な要求も問題です。上司や会社の窓口へ共有しましょう。
今、相談を考えてよい3つのサイン

次のうち一つでも気になるなら、相談先を確認してみてもよいかもしれません。
相談を考えてよい3つのサイン
- 同じ言動が繰り返され、仕事や体調に影響している
- 断ったり距離を取ったりしても、状況が変わらない
- 一人で対応することに怖さや負担を感じる
同じ言動が繰り返され、仕事や体調に影響している
出勤前に緊張する、眠りや食欲に影響が出るなど、負担が生活へ広がっている時です。
断ったり距離を取ったりしても、状況が変わらない
伝え方を変えても改善しないなら、一人で対処を続けなくてもよい時かもしれません。
一人で対応することに怖さや負担を感じる
暴力や脅し、報復への不安がある時は、安全を優先してください。
怖さを感じる時は、無理に一人で話し合おうとしないでください。
相談先に迷った時は、社内と外部を分けて考える

社内で改善を目指せそうな時は、相談窓口・人事・信頼できる上司
会社に専門窓口があるなら、利用方法を確認しましょう。
相手が上司なら、人事・労務など別の窓口を選べます。
社内に話しにくい時は、都道府県労働局や総合労働相談コーナー
社内に話しにくい、対応されない時は外部の窓口を検討できます。
総合労働相談コーナーは、いじめ・嫌がらせやパワハラの相談先です。
厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
相談前の準備も確認したい時は
相談先の選び方や、相談前に残しておきたい記録は、職場のハラスメント相談窓口はどこ?社内・外部の選び方と相談前の準備で詳しく確認できます。
心身のつらさが強い時は、医療機関や公的な相談先も選択肢にする
労務の相談と心身を守るための相談は目的が違います。今の状態に合う支えを並行して考えてもよいかもしれません。
まとめ|一人で判断を抱え込まず、まず相談先を確認してみる

種類より、困っている事実と安全を大切にしてください。
社内外の相談先を一つ確認するところから始めてみましょう。



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