キャリア相談で何を話す?相談例と初回に持っていく3つのメモ

キャリア相談の初回に持っていく3つのメモと相談内容の例 キャリア相談

「キャリア相談を受けたいけれど、何を話せばよいか分からない」
初めてだと、相談内容をきちんとまとめてから予約すべきか迷いますよね。

キャリア相談では、今の仕事で困ること、自分の強み、これからの働き方などを話せます。
転職するか決めていなくても、気になっていることから始められます。

この記事では、初回に使える話し方の例と、持っていく3つのメモを紹介します。
準備できない時の伝え方も含め、自分に近いものを一つ選んでみてください。

キャリア相談は、悩みがまとまらなくても話せる

悩みがまとまらなくても、キャリア相談で話せる部分から始められることを示す図

悩みの原因や将来の目標が決まっていなくても、今の状態を言葉にすることから相談できます。
最初から結論や立派なキャリアプランを用意しようとしなくて大丈夫です。

厚生労働省の説明では、キャリアコンサルティングは職業の選択、職業生活の設計、能力の開発・向上に関する相談や助言とされています。
求人探しに限らず、今の仕事や今後の学び方もテーマになります。

最初の一言に迷ったら、次のように伝えてみてください。

「仕事で気になることがいくつかありますが、何から話すか整理できていません。
今日は相談したいことを一緒に整理してもらえますか」

相談先によって支援範囲は違います。
今の段階を伝え、どこまで相談できるか確認しましょう。
相談の意味から確かめたい方は、キャリア相談とはで全体像を確認できます。

キャリア相談で話す内容の例

話す内容は、次の3つを手がかりに選べます。
キャリア形成・リスキリング支援センターでも、仕事や将来、学びなどの悩みを相談テーマとして案内しています。
以下の発話例は、その範囲を踏まえた本記事の例です。

今の仕事や人間関係で困っていること

仕事内容、役割、業務量、人間関係など、最近気になった場面を話します。
相手の性格を説明し尽くすより、「どんな場面で働きにくいか」を一つ挙げると話を始めやすくなります。

「仕事を頼まれると断れず、担当が増えています。
今の職場で調整する方法と、働き方を変える選択肢を考えたいです」

相談だけで職場の配置が変わるわけではありません。
考えを整理し、社内で誰に何を伝えるかを検討する材料にできます。

自分に合う仕事や強みを知りたいこと

得意なことを言えない時は、過去に取り組んだ仕事や、周囲から頼まれたことを伝えます。
成果の大きさにこだわらず、続けやすかった作業も手がかりになります。

「人の説明を整理する仕事は苦になりませんが、強みかどうか分かりません。
これまでの経験から、向いている仕事を考える手がかりを知りたいです」

一度の相談で適職が確定するとは限りません。
経験の見方や、次に確かめたい仕事を整理することも相談の目的になります。

今後の働き方や転職で迷っていること

転職の意思が固まっていなければ、そのまま伝えます。
収入、勤務時間、勤務地、家庭との両立など、大切にしたい条件も話せます。

「今の仕事を続けるか転職するか迷っています。
残業を減らしたいのですが、収入との兼ね合いをどう考えるか整理したいです」

「すぐ応募したい」「まず現職でできることを考えたい」など、今の希望も添えましょう。
求人紹介を中心とする窓口では、転職時期が未定であることを最初に共有すると、相談の方向を確認できます。

初回相談の準備は3つのメモから

初回相談に向けて、今の状況・聞きたいこと・未整理や話したくないことを3つのメモに整理する図

自分用の準備は、短い3つのメモから始めてみてください。
これは本記事の整理方法です。
予約先が求める書類や事前フォームの代わりにはならないため、指定は別に確認します。

今の状況と気になった場面

仕事内容、働いてきた期間、最近困った場面を短く書きます。
経歴を最初からすべて説明するより、今の悩みに関係する部分を選びましょう。

メモの例:営業を担当。
業務が増えて帰宅が遅くなり、今の働き方を続けられるか気になっている。

今日いちばん聞きたいこと

「今回の相談で何が少し分かると助かるか」を一つ書きます。
転職するか決めることまでを、初回の目標にする必要はありません。

メモの例:今の職場で改善を相談するか、別の働き方を調べるか、考える順番を知りたい。

まだ分からないことと話したくないこと

希望職種や転職時期が未定なら、空欄を埋めようとせず「未定」と残します。
話すのがつらい内容は、「今日は詳しく話せません」と伝える方法もあります。

メモの例:転職時期は未定。
人間関係の詳しい経緯は、話せる範囲で相談したい。

分からない部分も、担当者と整理する手がかりになります。
メモを作れなくても、「うまく説明できないので、質問してもらえますか」と話し始められます。

何を話すか迷う時は、優先順位を一緒に整理する

相談したいことを書き出し、優先する一つを選んで相談へ持っていく流れを示す図

相談したいことが多い時は、思いつくまま書き出し、今いちばん困ることから一つ選んでみましょう。
残りは消さず、「時間があれば話したいこと」として置いておけます。

筆者も、初めてのキャリア相談に向けて何を書けばよいか分からず、AIとの壁打ちを使ったことがあります。
まず「何を相談したらいいのか」と質問し、やり取りを重ねながら優先順位の高いものへ絞りました。
ここで紹介しているのは、相談前の内容整理の経験です。

AIを使わず、紙のメモや信頼できる人との会話で整理しても構いません。
選べなければ、面談で「いくつかあるので、今日扱うことを一緒に決めたい」と伝えましょう。

AIを使う場合は、会社名・個人名や社外に出せない情報を入力せず、提案を自分の希望と照らしてください。
具体的な質問例は、ChatGPTでキャリア相談の内容を整理する方法で紹介しています。

初回相談の前後に確認したいこと

自分のメモとあわせて、予約先の案内と面談の終わり方も確認しておくと、次の行動を考えやすくなります。

予約前は必要な資料と相談範囲を確認する

事前フォーム、履歴書・職務経歴書などの指定、相談時間、費用を予約先の案内で確かめます。
書類が必要か、手元のメモだけでよいかは、窓口ごとに異なります。

説明が見つからなければ、「初回ですが、何を用意すればよいですか」と問い合わせましょう。
転職未定での相談や、継続する場合の費用も気になるなら確認しておきます。

面談の終わりに次の一歩を確認する

最後に「今日整理できたことと、次にできることを確認したいです」と伝えてみてください。
例えば、社内制度を調べる、経験を書き出す、別の相談先を探すなど、持ち帰る行動を小さく決めます。

助言を聞いても迷う時は、その場で転職や契約を決めず、気になる点を聞いて持ち帰れます。
相手の説明と自分の希望が合わなければ、担当者や相談先を選び直す方法もあります。

眠れないなど心身の不調が強い時は、キャリアの判断を急がず、医療機関や公的な相談窓口を優先してください。
厚生労働省「こころの耳」でも、働く人の相談先を案内しています。

まとめ|話したいことを一つ持って相談へ

キャリア相談では、今の困りごと、強み、これからの働き方を話せます。
悩みを完成させるより、「今の状況」「聞きたいこと」「まだ分からないこと」を短くメモしてみましょう。

一つも選べない時は、何から話すかを一緒に整理してほしいと伝えて大丈夫です。
相談相手もまだ決まっていない方は、キャリア相談は誰にすればいい?で、目的に合う相手を確認できます。

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